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電動スクーター用車載クレーン製作記-3

クレーンの試作その1

私の車は貨物室のドアが上に跳ね上がるステーションワゴン。乗用車タイプなので床から天井までの間口は660mmしかない。スクーターを積み込むときのフック位置は約500mm。フックの大きさやフックの方法を考えるとクレーンのアームはできる限り天井近くに配置したい。

クレーンのメインフレームは貨物室の間口ぎりぎりに42mmの丸パイプをアーチ形に配置し、右または左のポールにクレーンのアームを取り付ける。ウインチはアーム下側の斜めの角パイプに取り付ける。

車には一切加工をしたくないのでメインフレームは車の貨物室天井の左右にあるガードネットなどの取り付け部を利用し、28mmの丸パイプでサブフ レームを組んでメインフレームを前からつかむようにして固定することにした。また、左右のポールは上下にアジャスターボルトを組み込み、防振ゴムを挟んで 天井と床の間に固定することにした。

図にするとこんな感じ。

Crane_11

特注加工を避けるために、パイプは矢崎化工という会社で販売している「イレクターパイプ」にした。いろいろなジョイントがあり、好きな形の構造物を組み立てることができる。専用のパイプカッターさえあれば良い。

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パイプは28φと42φがあるが、肉厚が薄く強度が弱いので高荷重をかけたり、Uボルトでウインチなどを取り付けるときには注意が必要だ。

アジャスターボルトのベースや車の天井に取り付ける金具、クレーンのアーム先端に取り付けるシープなどはアルミの丸棒を卓上旋盤で加工して作った。

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部品が揃ったところで組み立ててテストをしたのだが・・・・

失敗その1ー電動ウインチ

とにかく音がものすごい。そして電流も半端じゃなさそうだ。テストくらい大丈夫だろうと思ってシガーライターに繋いだが吊り上げ途中でヒューズが飛 んだ。これじゃ車のバッテリーにも相当な負荷がかかりそうだし、過巻き取りや巻き込み防止の安全装置を考えないと危険そうだ。そこで電動はあきらめてハン ドウインチにした。

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失敗その2ークレーンアーム

まずアームのリーチが足りない。そしてスクーターの60kgという重さは半端ではなかった。アジャスターボルトで固定した程度では全くダメで、アー ムの先端は大きく下がってしまう。スクーターは車の床面まで上がらない。それに、ハンドウインチのハンドルも十分なクリアランスを確保しないとあちこちに ぶつかってうまく回せない。

もう一度根本的に設計を見直すことにした。

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