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Monthly Archives: 11月 2007

文字のない本(LEGO Technic 虎の巻)

テクニカルライター仲間の五十川君が「LEGO Technic 虎の巻」という文字のない本を作りました。

この本を筆者は「LEGO Technic(レゴ・テクニック)のすべての知識とノウハウをギッシリと詰め込んだ本」 と紹介しています。

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「LEGO」は1934年にデンマークで生まれたプラスチックのブロックを組み合わせていろいろなものを作って遊ぶおもちゃ。皆さんも子供の頃一度はお世話になったことがあると思います。

この「LEGO」にギヤや車輪、シャフトやジョイント、モーターなどメカニカルな部品が加わったのが「LEGO Technic」、さらにパソコンで制御可能な部品を加えた「MINDSTORMS」へと進化する。

「LEGO Technic 虎の巻」は215ページのPDFで、配布はインターネットのみのシェアウエア。気に入ったらお金を払ってちょうだいというもの。内容も配布方法も実験的な試みです。この本の解説や入手方法は以下のURLにあります。

日本語→ http://www.isogawastudio.co.jp/legostudio/toranomaki/jp/


英語 → http://www.isogawastudio.co.jp/legostudio/toranomaki/en/

ページを開くと最初にこの本の主旨やシェアウエアについての説明が日本語と英語で書いてあるだけで後は全く文字はなく、ひたすらカラー写真の作例が並びます。

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タイトルはアイコン化されたイラスト、動作を示唆するときはアイコン化されたイラストと矢印、とことん文字を排除しています。唯一長さや比率を表すときとページ番号にのみ数字が使われています。

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「LEGO」はユーザーの自由な発想でいろいろなものに変身する。そこに手順やルールはなく必要なのは発想や 想像なのです。例えばクレーンを作りたいと思ったときに、ただブロックを積み重ねただけでも想像の世界ではクレーンになります。滑車やギア、車輪などを組 み合わせて形や動きを忠実に再現することもできます。「これがクレーンです」といった完成形はありません。

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「LEGO Technic 虎の巻」は 「LEGO」の高度な作例を紹介することで、ユーザーが自分の作品作りのヒントとし、応用できれば良いというコンセプトなのでしょう。だから手順もいらない、説明もいらない、詳細が見える写真だけで良い。文字がないから国境もない。反響は全世界からあるそうです。

しかし、この手法をなんとか実際の製品マニュアルに応用できないものですかね?