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Monthly Archives: 8月 2006

はじめてのあっぷる

懐かしついでにApple IIcの話題をもうひとつ。Apple IIcの発売を直前に控えたある日、販売代理店から「もっとユーザーに役立つ企画を考えてほしい」と、当時いっしょに仕事をしていた制作会社のA氏に依頼 がありました。そして完成したのが「はじめてのあっぷる」という副読本。Apple IIcを買うともらえるというもの。後に小学館から市販され、そこそこ売れたと記憶しています。

Apple


「はじめてのあっぷる」は製品添付のマニュアルではないので、思いっきり自由な発想とA氏のコンピュータに対する思い入れを詰め込んだ、当時としては画期的なパソコン初心者向けの書籍に仕上がりました。
童話風のプロローグとエピローグ。Q&A方式のコンピュータ相性診断プログラム。アプリケーション紹介やトラブルシューティング、クイックリファ レンス、用語解説。パソコン初心者が知りたい、わからないと思うことをとことん追求し、答えを盛り込んだのです。「入力」という言葉ですら「わからない」 と言われた時代、ほのぼのとした優しさが伝わってきます。
しかし、制作現場は修羅場でしたね。夜なべ徹夜は当たり前、印刷入稿が午前2時なんてこともありました。1984年の夏でした。

パソコン黎明期のなつかしい話題

いやー、ちょっと本業が忙しく、ずいぶんブログを休んでしまいました。
ところで、先日物置を片づけていたら、なつかしい雑誌がでてきました。
1984年12月小学館発行の「写楽」という、当時の若者向けトレンディー雑誌。この中に「あっぷるで空を飛ぶ-最新アップルIICの世界」という6ペー ジの特集記事が掲載されているのですが、実は私の原稿。今でもマイクロソフト製の「Flight Simulator Series」として発売されているソフトの原型「Flight Simulator II」の紹介記事です。当時最もトレンディーなパソコンとして発売されたApple IIcの広告も兼ねたものでした。

Sharaku_01


当時他にも話題になった「Life and Death」という医療シミュレーションゲームもありましたが、いずれにも共通して言えることは、ソフトの開発にプロが参加し、パソコンのゲームだからといって妥協していないことです。
「Flight Simulator II」を最初に開発した会社は、本物のFlight Simulatorを開発していた会社だったと聞いています。その後マイクロソフトが買収し、多少ゲーム性を強くして発売したのですが、あまりもの不評で 元に戻したということもありました。その後「Flight Simulator II」は実際の飛行学校の正式教材となり、実技試験の時間短縮が認められるまでになっています。
「Life and Death」の開発には、医師が何人も参加し、患者に投与する薬やその量、手術に使う器具や装置は実際の医療現場と同じだったと聞いています。モニターの カラー化が進むと、手術シーンがあまりにもリアルだということで発売禁止になったとかならなかったとか・・・。こちらも医学生必須のソフトと言われていま した。
最近のゲームは、とんでもなくグラフィックがきれいで、動きもリアルです。しかし、昔ほど感動的なものは少なくなってしまった気がします。ハードもソフトも進歩しすぎたからかもしれませんね。
パソコン黎明期のなつかしい話題でした。